会長あいさつ

会 長 青 木 京 子
日頃から、公益社団法人岐阜県看護協会の事業運営にご支援、ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
令和2年度定時総会における役員改選により、新体制でスタートすることとなりましたので、よろしくお願いします。
今年は「新型コロナウイルスによる世界的感染」という未曽有の事態を体験しています。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、医療の最前線で生命を守るために奮闘している看護職の皆さまに心から敬意を表します。
このような大変な時期だからこそ、地域と看護職が力を合わせ、この時期を乗り越えていきましょう。
さて、今年度も「看護職の専門性の推進」、「地域包括ケアにおける連携の強化」、「看護職の確保・定着の推進」の3本柱を重点事業とし、各種の事業を進めてまいります。
重点事業の「看護職の専門性の推進」では、訪問看護師の倍増策が提案されるなかで、安定的な訪問看護提供体制を確保するため、訪問看護師向けの人材育成に取り組んでまいります。
また、特定行為・NPコース研修修了者の活動の環境や役割の実態を把握し、管理者に周知し理解を深めてもらうことで研修修了者を増やすとともに、その活動の支援に取り組みます。
二つ目の「地域包括ケアにおける連携の強化」では、地域包括ケアモデル事業を行う団体に対し、助成金を交付し、地域独自の活動の展開を促し、看護職連携のネットワーク構築の拡大を図ります。
また、退院支援担当者養成研修を通して「地域医療・介護マップ」を作成し、各地域の地域資源の把握と共有を図ります。
三つ目の「看護職の確保・定着の推進」では、准看護師の要望や必要とされる内容に応じた研修を実施し、卒後教育の充実に取り組み、准看護師の就労定着を図ります。
また、看護師が生き生きと働き続けられるよう、働き続ける必要性の理解とキャリアチェンジを考える機会を図ります。
新型コロナウイルス感染症の影響から、今年度は計画した事業を例年どおり行うことは難しいと思いますが、方法を工夫しながら、少しでも会員の方のご要望に沿えるよう、実施していきたいと存じます。
会員の皆さまには、さらなるご理解とご協力をお願いしながら事業を進めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
令和2年6月18日